地球環境に優しい「ZEH住宅」とは?

岡本工務店の岡本耕介です。
皆さんと共に「大阪で注文住宅を建てるために本当に必要な知識」を学んでいくブログを書いています。

今回は『ZEH住宅』について勉強をしました。
近年では家づくりについて調べていると色んな所で目にし、補助金制度の条件のひとつにもなる「ZEH住宅」。
そもそもこの「ZEH住宅」とはいったいどんな住宅のことを指すのか。
今回は「ZEH住宅」に指定される条件やメリット・デメリットをお伝えしていきます。

まとめ

・「ZEH住宅」はエネルギー収支をゼロ以下にする住宅。
・光熱費削減にもつながる。
・ZEHビルダー、ZEHプランナー登録の建築会社で計画しなければいけない。

高性能な住宅で補助金をもらってトクをしましょう!!

まず「ZEH住宅」とは?

ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語です。
太陽光発電などによる電力の創出・省エネルギー設備の導入・外皮の高断熱化などにより、生み出すエネルギーが消費するエネルギーを実質的に上回る住宅のことをいいます。
日本は一次エネルギーの約9割を輸入に頼っており、自然災害などの不測の事態に備えるためにもエネルギー自給率を高める必要があります。

そのためにも政府は補助金などの支援によりZEH住宅の普及につとめています。

「ZEH住宅」に認定される条件とは?

①省エネ
家庭内で使用している電力量や稼働状況、発電量などを確認し、LED照明や高効率の給湯システム、省電力可動の冷暖房や換気システムで電力を省いていくことが求められます。
②断熱
高性能サッシや高断熱材を利用したエネルギー効率の良い住宅であることも重要です。
断熱効果を上げて冷暖房に使用したエネルギーを削減して快適な住環境を作ります。
③創エネ
消費エネルギーより生み出すエネルギーが多くなることが求められるので太陽光発電などエネルギーを生み出す設備が必要となります。

『ZEH住宅』のメリットは?

①光熱費の削減
省エネシステム・断熱の強化・自家発電により余計なな電力を使う事が少なくなり光熱費の削減となります。
また太陽光発電で発電し余った電力は電力会社に売電をすることで収益を得られます。
②災害時用の非常電力を備えられる
太陽光発電などで発電した電力を蓄電池や電気自動車に蓄えておけば停電時などの緊急時でも電力を使用することができます。
③売却時に高値がつく
省エネに対する取組を評価する指標で「ZEH住宅」だと高評価になるので将来売却するとなった場合高値で売れる可能性が上がります。
④ヒートショックを起こしにくい
「ZEH住宅」は断熱性能が高いので各部屋の気温差があまりないので住宅内での死亡率が高いヒートショックが起こりにくくなります。高断熱の住宅に住むことはヒートショックだけでなく、喘息やアレルギーなどの症状の改善につながることが分かっています。

『ZEH住宅』のデメリットは?

①天候によって発電量が変化する
「ZEH住宅」は太陽光発電を設置して電力を生み出す為天候や日照時間、立地条件などで発電力が左右されます。
またメリットとしてあげた「売電」ですが近年は売電価格が減少しており今後も下がっていく見込みとなっています。
②費用がかかる
省エネ機器を設置したり高性能な断熱材を使用するため、どうしても費用が高くなってしまい、設置したとしても長年使うにはメンテナンスも必要となり費用がいろんなところでかかってしまいます。
ですがこのデメリットは光熱費の削減や資産価値が上がる点などでコストは回収できると考えられます。

『ZEH住宅』だと受けられる補助金は?

「ZEH住宅」の中でも「ZEH」「ZEH+」「ZEH+R」の3つに区分されます。
そして補助金額はその種類によって金額が変わります。
①ZEH(60万円)
一次エネルギーの消費量を省エネルギー基準より20%以上削減する住宅
蓄電システム導入の場合は2万円/1kWhまたは補助対象経費の1/3か20万円のいずれか低い額が加算されます。
②ZEH+(105万円)
一次エネルギーの消費量を省エネ基準より25%以上削減するのにプラスして断熱性の強化・電気自動車の設備の導入が必要です。
③ZEH+R(115万円)
ZEH+に加えて太陽熱利用の温水システム・停電が起きた際にも蓄電池による電気確保ができるなど防災機能が優れている住宅
蓄電システム導入の場合は2万円/1kWhまたは補助対象経費の1/3か20万円のいずれか低い額が加算されます。
太陽熱利用の温水システム導入の場合は液体式であれば17万円、空気システムであれば60万円が加算されます。
停電自立型燃料電池を導入の場合は定額4万~11万円が加算されます。

太陽光パネルの設置方法3種類

「ZEH住宅」にするには上記にも記載したように太陽光パネルが必要になってきます。
ですが設置するには初期費用が掛かってきます。
現在コストがかからず太陽光パネルを設置できるメーカーもあるので岡本工務店が推奨している太陽光パネルを紹介します。
①自家消費型
初期費用:お施主様負担、費用はローンに組み込むことが出来る
発電した電力は自家消費ができ余った電力は電力会社に売電ができそこから収入が得られます。
②リース
初期費用:0円
初期費用が掛からないにも関わらず売電収入が得られます。
③電力販売契約型
初期費用:0円 10年後お施主様渡し
お施主様が業者に屋根などのスペースを提供して発電設備を設置・運用・保守してくれます。
設置から10年後にはお客様の物となり10年後からは売電収入を得られます。
大きく分けてこの3つの種類があります。
岡本工務店ではお客様の予算や要望に合わせて一番合ったものを提案させていただきます。

最後に

今回の「ZEH住宅」は高性能住宅でなおかつ補助金ももらえるのでとてもおトクな住宅だと思います。
ですが設備の設置などがあるのでどうしてもイニシャルコストがかかっててきてしまいますが、ランニングコスト含めたをトータルコストでみると必ずしもZEH住宅は高い、とは言い切れないかもしれません。
ですのでしっかりと自分たちの予算とかかる費用を考えて担当の営業マンと最適な計画を進めていくことが大切です。

岡本工務店は「ZEHビルダー」に登録していて省エネのことなどにも詳しい営業マンがおります!
「自分たちの予算でZEH住宅を建てられるのか…」などありましたらお気軽にお問い合わせください。

私たち岡本工務店では、創業115年来建築を通して
笑顔をつくってきました。
その思いを胸にこれからも皆さんが家作りする上で重要な知識を中立的に情報提供
していくことをお約束します。

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こーすけ

広報のこーすけです。 はじめてお家づくりをされる方がほとんどだと思います。一生に一度のお買い物。後悔しないための、お役に立つ情報を発信していきます。

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